レオフォト三脚講座-LHシリーズ-
レオフォトの各三脚とセットにされている代表的な自由雲台。
他の自由雲台と比較して重心が低く、コンパクトに作られていますが、アルミの削り出し部品で構成されており、固定力に優れた雲台です。
型番の数字はボール径を示しており、ボールが大きくなるほど固定力が大きくなります。
LHシリーズでは基本機能としてボール固定の他、水平方向(パン方向)の独立ロックが可能です。(LH-30以下のボール径除く)
さらに、LH-36以上の機種ではトルク調整機能が装備されています。この機能はメインロックノブを緩めた際にボールの固定力を調整する機能で、使用するカメラ機材の重さや重量バランスに合わせて調整することで操作性を向上させます。
LH シリーズのもう一つの特徴として、プレートを固定するクランプ部分のバリエーションを豊富に揃えていることです。撮影スタイルによって選ぶことで快適になるでしょう。
スクリューノブを回してプレートを固定するタイプのクランプ。
スタンダードな固定方式で、LHシリーズでも基本の仕様となっています。
シンプルな構造で確実に固定をすることができます。
クランプ部分でも水平方向にカメラ位置を調整できるパンニング機能を備えたモデル。
水平方向の動作は雲台の下の部分でも行えますが、クランプ部分でもパンができる為、自由雲台で水平調整をして、クランプのパンニングを使って撮影をおこなうができます。
「雲台で水平調整するのって普通じゃないの?」と思われる方がいらっしゃるかもですが、雲台は構図調整をする為だけに使う事が基本となります。ただ、基本通りではない使い方をした方が使いやすい状況もあります。そういった場合に便利に使える雲台です。
プレートを素早く固定できるレバーロック方式のクランプが装備されたモデル。スクリューノブの様に指先をあまり使わずに操作できるので厚い手袋をした冬場の撮影でもカメラ取付の操作がしやすいです。レバーの位置で現在クランプがどの程度開いているか把握できるのでスクリューノブで起こりがちな「カメラを外そうと思ったら、クランプが十分に開いてなかった」といった操作ミスを防ぐことができます。レバーの根元の六角レンチでクランプの締め加減を調整することも可能。
レバーによる素早いプレート固定と水平パンニング機能を備えたモデル。上のレバーロックの説明で書いた通り、レバーの締めこみの調整はできるのですが、レバーロックタイプはクランプの可動域が決まっているので他社のアルカスイス互換プレートと合わせて使用した場合、「レオフォトのプレートならしっかり固定できるけど、他社プレートだとなんだか固定が緩い」という風に微細な形状と寸法差から固定具合にばらつきが起こりがちです、他社のプレートを合わせて使う方にはスクリューノブタイプのクランプをおすすめします。
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